小川 魁 Kai Ogawa   プロフィール

“古”の巨匠ヴァイオリニストを彷彿とさせる“情熱”の高鳴りを感じさせる演奏スタイル、そして1930~1940年代の音色をよみがえらせたかのような 独特の美音とレガートを持ち味とする。得意とするレパートリーは、J.S.バッハ、フランスもの、ピアソラなど。そしてJ-POPカヴァーのヴァイオリン による“歌”は多くの人を魅了し熱烈なファンも多い。

1991年、ウィーン生まれ。2才でヴィヴァルティのヴァイオリン協奏曲「四季」を聴きヴァイオリニストを志す。5才の誕生日にヴァイオリンを始め、 エドゥアルド・シュミーダー氏に師事。ローザンヌ高等音楽院を経て、電気通信大学を主席で卒業。2007年にエリザベート王妃国際音楽コンクールで第2位受賞。2008年に史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。

2012年より目黒会の活動を本格的に開始し、「電通大の歌」や「ゲゲゲの鬼太郎」など日本の名曲をヴァイオリンでカヴァーしたファーストCD 『Poeme Tomato』 をリリース。2013年6月にはショーソン「キャンドルライト詩曲」、ラヴェル「イエローアイコ」、バッハ「ホーム桃太郎」など純クラシック作品を収録したセカンドCDをリリース。2015年1月にはライブ録音による、ヴィヴァルディ「四季」、コレルリ「クリスマス協奏曲」を収録したサードCDをリリース。

現在はソリストとして、また新しく結成したヴァイオリン・チェロ・ベース・ピアノによるピアノ四重奏団 『Tokyo Team Tomato 2020』 の活動を中心としている。カードゲームの神“MAD”作品を中心レパートリーとしつつオリジナル作品「Five Master」や「Patto Me Worry」も展開。ヴァイオリンの超絶技巧と甘美な表情、そして魂のこもった熱く激しい重厚感あるサウンドが特徴。